AT と MT、どちらで取るか
教習の時間数は法令で決まっていて、MT のほうが技能教習が3時限多いです。そのうえで料金差と空き枠の数を当サイトの集計から出しました。あとから MT に変える方法もあわせて書きます。
違いは「運転できる車」と「教習の時間」
AT限定(オートマチック限定) の免許で運転できるのは、オートマチック車だけです。MT(マニュアル) の免許なら、どちらも運転できます。
教習の時間数は、道路交通法施行規則の別表第四で決まっています。普通免許の技能教習は次のとおりです。
| 第一段階 | 第二段階 | 技能の合計 | |
|---|---|---|---|
| MT | 15時限 | 19時限 | 34時限 |
| AT限定 | 12時限 | 19時限 | 31時限 |
MT のほうが技能教習が3時限多いのが、法令上の違いです。学科教習は26時限で、AT・MT で変わりません。
この時間数は規定の最低限です。技能が規定の時間で終わらなければ、追加の教習が必要になります。くわしくは最短日数と延泊の仕組みに書きました。
料金の差
技能教習が3時限多いぶん、MT のほうが料金が高くなります。当サイトが集めている枠で、条件のそろう組を取り出して差額を出しました。
条件のそろう6組で、MT のほうが中央値で+38,500円高くなっていました(+33,000円〜+38,500円)。
車種を公開していない掲載元があるため、そろう組は多くありません(501件のうち469件は 車種の記載がありません)。ここから額を言い当てられるものではありません。
当サイトが掲載元の公開情報を集計した値です(10月8日 9:59)。掲載元の更新により変わります。
教習所と掲載元によって差額は違います。ここから「MT はいくら高い」と言い当てられるものではありません。 同じ教習所・同じ入校日・同じ部屋タイプで並べたときの差は、枠の詳細で確かめてください。
空き枠の数
当サイトの一覧は車種で絞れます。AT の空き枠とMT の空き枠を見比べてください。
掲載元が車種を公開していない枠があります。 上の図の注記のとおりで、車種を絞ると、記載のない枠が候補から落ちます。候補が少ないときは、車種を外して一覧を見て、枠の詳細で掲載元のページを確かめるという順番が使えます。
どちらを選ぶか
当サイトは「どちらがよい」とは言いません。判断の材料になる事実だけを並べます。
AT限定を選ぶ材料
- 技能教習が3時限少ないので、料金が低くなります
- 日本で販売されている乗用車の多くがオートマチック車です
- 教習の負担が軽いぶん、規定の時間で終わる見込みが立てやすくなります
MT を選ぶ材料
- 仕事で MT 車に乗る可能性があるなら、MT が要ります。社用車・トラック・農業機械・レンタルの機材を運ぶ車などです
- 中型・大型・けん引など上位の免許を考えているなら、MT が前提になることがあります
- 海外でレンタカーを借りる場合、MT 車のほうが安く借りられる国があります
迷ったときの考え方。いま MT が要る理由が思い当たらないなら AT限定でよく、「将来いるかもしれない」で MT を選ぶ必要はありません。あとから変えられるからです。
あとから AT限定を解除できる
AT限定で取ったあとに MT 車を運転したくなった場合、限定解除の審査を受けることで MT 車に乗れるようになります。もう一度教習所に通い直して免許を取り直すのではありません。
限定解除にかかる費用と時間は教習所ごとに違います。最初から MT で取る場合との合計額を比べたい方は、通う予定の教習所に限定解除の費用を確認してください。 当サイトは限定解除の情報を集めていないので、額を示せません。
申し込む前に確認すること
- 車種の記載。掲載元のページに AT・MT のどちらの枠かが書かれているかを確かめてください
- MT の枠があるか。教習所によっては、合宿では AT限定しか受け入れていないことがあります
- 追加教習の費用。規定の時間で終わらなかったときの費用は掲載元ごとに違います
いま申し込める枠を見る
いまの空き枠
10月8日 9:59集計次に読む
出典
- 道路交通法施行規則 別表第四(教習の時間及び方法)(デジタル庁)
- 道路交通法(デジタル庁)